【HSPがHSCを育てています】10(2/2)
まいどおーきに。
ユキミです。
【注意】
今日は今まで書いたことがない、ショッキングな描写があるかもしれませぬ。
心穏やかにおりたい方は回れ右してくだされ!!
1歳を過ぎた頃から自我が強くなってきた息子。
生まれた時から寝ない、授乳がうまくいかない、人見知り。
色々あったがなんとかやっていた。
しかし息子1歳半。
自我が完全に芽生え、イヤイヤ期に入った頃から
どんどん要求が複雑になってきた。
おっぱいをくれ
眠たい
オムツが気持ち悪い
この場所or人なんかやだ
息子が泣いている理由がそれだけじゃなくなっているのは、毎日一緒にいてよく分かった。
でも。
彼がどうしてそんなに泣いているのかは、よく分からなかった。
好きなうどんを出してなんで泣くの?
どうして服を着せた瞬間泣きながら脱ぎだすの?
なんでなんでなんでなんでなんで
なんでなんでなんでなんでなんで
何か1つクリアした、と思ったらまた泣いてる。
何なの。
何がそんなに気に入らないの。
もう寝かしつけなんかしたくない
ゆっくり寝たい
夜中何度も何度も起されたくない
用意した服くらいすんなり着てほしい
冷蔵庫にあるものでご飯を作りたい
食べない離乳食のメニュー考えたくない
夕飯の買い物くらいしたい
出先でいつ泣くのかってドキドキしたくない
回りからの冷ややかな目線も浴びたくない
もういやだもういやだもういやだ
子どもは泣くのが仕事
まだ言葉がうまく出ないから泣くことで伝えている
分かっちゃいる。
でも。
泣かれるたびに
「あれが足りない」
「これが足りない」
「あれができてない」
「これじゃだめ」
我が子にそう言われている気がしてしまう。
泣かれると、できないことを責められている気がしてしまう。
ダメな母
もっとこうしたらいいのに
どこからかそんな声が聞こえてくる。
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私は母が頑張ったら頑張った分だけ、子は応えてくれるもんだと思っていた。
学生時代の部活のように、努力は返ってくるものだと思っていた。
そして
育児は試合
そう思っていた。
我が子の成長という勝利を手にするには、母は努力を惜しまず全力投球すべし。
そして育児は、戦法・体力・精神力に長けた者こそ有利!
それが端から備わっている人はいいが、どれも持っていない者はひたすら鍛えるべし!!
実は元根が割と体育会系な私。
筋肉は裏切らない!!
鍛えれば全て解決!!
思考回路がボディビルダ~♪
今すぐ、プロテイン~♪♪
子を産んだ瞬間から、開始のブザーが鳴る育児という試合。
チームの選手、スタメンは人それぞれである。
監督は母である場合が多い。
チームのスタメンが、実家や義実家、ベビーシッターさんとその日によって変わる人。
夫もスタメンな人、そうじゃない人。
スタメンじゃないけど時折現れる、全てを任せられるエースプレイヤーがいる人。
育児をしている土地、即ち試合開催地が都心な人。
生まれ育った地元な人。
日中の試合場所は保育園な人。
ちなみに我が家のチーム事情は
夫は日夜仕事、実家は遠方。
加えて試合開催地は地元ではないので、サポーターなし。
監督兼、プレイヤーの私は
全ての試合に1人スタメンフル出場。
ちなみこの育児という名の試合。
試合休憩は子が寝た時間のみである。
即ち、子が寝ないとタイムアウトすらない。
そんな育児という試合に出て1年半。
息子からの「泣く」というパスを全力でキャッチしたり、レシーブしてきた。
ぼっち育児なので、他の選手にパスはできない。
全部自分でゴールまで持って行く。
試合に出るからには全力で頑張りたい
試合に出るからには恥ずかしいプレイはしたくない
いい選手だと思われたい
試合に出続けると、そんな欲も出てきた。
いい母親に見られたい
という欲。
そんな育児試合。
家の外に一歩出ると、試合会場は途端にオープンになる
どなたでも入場可能ですよ、という強制公開試合な気がした。
誰でも見れる
誰でも応援できる
誰でもヤジを飛ばせる
常に観客がいて、自分の育児を見られている。
そんな気がした。
あのお母さんはいいね
あのお母さんは頑張ってるね
あのお母さんはもうちょっとうまくできないのかね
観客という第三者にそう言われている気がする。
常に見られている意識があるから、カッコ悪い姿になりたくない。
スマートな母でいたい。
でもこの時、私はもう試合をやめたかった。
選手も監督も降りたい。
もう誰にどう思われたってどうでもいい。
家の中だったけど
そんな思いが溢れて息子に大きな声を出してしまった。
誰もいない、息子と2人の時にそんな声が溢れたのは
心のどこかでまだ
誰かに迷惑をかけてはいけない
と思っていたのかもしれない。
こんなときまでも
長女の呪い
ですよぉぉぉ。
報われない長女の会についてはこちら↓
ではまた明日!
・・・、書けるといいな(笑)
なら終わる。